ゴミステーションのステンレス 「SUS304」と「NSSCF FW2」の違いとは
完成品で届くステンレス製のゴミステーションの代表、ワンニャンカア
ワンニャンカアは、
奥行50cm(Bタイプ)、奥行65cm(Fタイプ)の2サイズ
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幅900、幅1200、幅1800の3サイズ
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ステンレスSUS304使用、ステンレスNSSCF FW2使用 の2パターン
の組合せで、16機種あります。
デザインは同じです。
ところで、「ステンレスNSSCF FW2」は馴染みのない方が多いと思います。
そこで、「ステンレスSUS304」と「ステンレスNSSCF FW2」の違いや、そもそもステンレスはなぜ錆びにくいのか、調べてみました!
ステンレスとは
ステンレスは、鉄をベースとし、クロムやニッケルを加えることで耐食性を向上させた合金鋼です。
ステンレスの正式名称は「ステンレス鋼(stainless steel)」で、「錆びにくい鋼」という意味です。
錆びにくいメカニズム
鉄にクロムが混ぜられると、クロムが酸素と結合し、ステンレスの表面に目には見えない薄くて強い保護膜ができます(不動態被膜といいます)。
仮にこの膜が壊され金属が傷つけられたとしても、金属に含まれているクロムが空気中の酸素と結合すると保護膜が再生されるため、酸化によるサビの発生を防ぎます。
ステンレスにも様々な種類があり、家庭用品から工業用品、建築材料など、用途によって使い分けられています。
最も代表的なステンレス鋼が「SUS304」で、耐食性・溶接性に優れたステンレスとして広く普及しています。
※SUS=鋼(Steel)+用途(Use)+ステンレス(Stainless)の頭文字。
「SUS304」と同等のステンレス鋼「NSSC FW2」とは
新日鐵住金ステンレス株式会社(現・日鉄ステンレス株式会社)が開発した「高耐食高純度フェライト系ステンレス鋼NSSC FW2(フォワード・ツー)」。
レアメタルとして国家備蓄7鉱種に選定されているクロムやニッケルを、「SUS304」に対しトータルで約40%削減しています。
世界の全ステンレスの4割以上を占める「SUS304」と同等もしくはそれ以上の一般耐食性があります。
成形加工性にも優れており、「SUS304」と同様に、極めて幅広い用途に適用が可能です。
レアメタルのひとつであるニッケルを含まないため、「SUS304」より安価に入手できます。
NSSC FW2」は
「SUS304」と同等もしくはそれ以上の一般耐食性があるのに
「SUS304」より安価!?
そうなんです。
例えば、最小機種(ワンニャンカア 奥行50cmタイプ 幅900)でも、
1万円以上安いんです!
「NSSC FW2」は「SUS304」と同等もしくはそれ以上の一般耐食性があります。
特に指定がないようでしたら、ぜひ、賢い選択をなさってください。
環境生活 佐藤でした◎
ステンレス NSSCF FW2使用のワンニャンカア
ステンレス SUS304使用のワンニャンカア
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