伝統的な美術品として世の中に広まってきたロートアイアンも様々な国々で作られて行き、今日では多種多様なカタチへと変化していきました。現在日本では、美術に関連する箇所から異国文化渡来の地・日本各所に点在する公園・オフィス街・店舗、そして皆様のご家庭にまでもロートアイアンは広まっております。しかし、まだまだ一般のご家庭には手の届かない高品質・高価格などといったイメージは根付いていると思います。しかし現在丸任ジャパンでお客様にご提供するロートアイアン技術には、ご興味のある全ての方へ、デザインの豊富さ・品質(安全性)を含め安心でお求めやすいを心からご提案いたしております。 |
ロートアイアン(Wrought Iron)は、鉄をハンドワークによって造形していく加工技術です。一般的に、材料を加熱させてハンマーで打ち、これを何度も繰り返し、目的の形を造形して製作したものをロートアイアンと呼んでいます。(ロートアイアンの「Wrought」とは”加工した・鍛えた・細工した”という意味。) ロートアイアンは古くは主に武具として刀剣、鎧、蹄鉄などにこの技法が用いられていました。ヨーロッパ中世時代に教会、城郭、都市建造物などに装飾性を兼ね備えた実用品として使われ始めて以来、歴史の流れの中で脈々と受け継がれ、その後アールデコ、アールヌーボの時代を経て、芸術、建築などの各分野にも発展し現在に至ります。 日本では、6世紀前半(遣隋使・遣唐使の頃)に鍛鉄の技法が伝わり、農耕具、日本刀などが鍛鉄で作られましたが建築装飾への応用はほとんどありませんでした。
まず、製品を構成する部材を作ります。必要な長さに切断した鉄の棒材などを、炉で加熱し軟化させます。 赤熱した材料をアンピル(金床)の上でハンマーで打ち、様々な冶具を用いて手作業で造形していきます。それを何度も繰り返し形を完成させます。 必要な部材が揃うと、これらを門扉やフェンスなどの製品に組み上げます。組立は鍛鉄独自の、かしめ、リベット、ハンドなどで結合していくので、接合部分は鍛鉄独特の高級感あふれる雰囲気が漂います。また、近年では日本の文化・風景・建物に合わせた和風的なデザインも注目されています。
「鋳物」と「ロートアイアン」の違いは何でしょう? 最も大きな違いは製造方法で、鋳物は鋳型に金属を溶かしたものを流し込んで製造するのに対して、ロートアイアンは一つ一つの部材を鍛えて造り上げ、それをハンドワークで組み立てて製造します。 この製造方法の違いによる実用面での差として、鋳物は鋳型を使って同じデザインの同じサイズの物を量産するのが得意なのに対してロートアイアンはデザインや寸法に応じた自由自在な対応が可能です。 例えば、個々にデザインやサイズが違うものを何種類か製作したいとき、鋳物であればそれぞれの型枠が必要となりますが、ロートアイアンであれば部材の集合という特徴を生かしその箇所ごとに適した製品の製作が可能となり、完全オリジナルデザインの製品を必要な分だけローコストに製造する事が出来ます。 以上のような理由で、ロートアイアンは、多くの有名な建築家に愛され、伝統ある建築物や格式のある建築物に数多く見受けることができます。
中型門扉 両開 (欠品中) |
中型門扉 片開き (欠品中) |
中型門扉 両開き (欠品中) |
中型門扉 両開き (欠品中) |
門扉 幅1200×高1200 (欠品中) |
門扉 幅1200×高1200 (欠品中) |
中型門扉 片開き (欠品中) |
中型門扉 両開き (欠品中) |
門扉 幅1200×高1200 (欠品中) |